2001年02月 マチュピチュ・インカへの旅4/8の詳細

2001年02月 マチュピチュ・インカへの旅4/8
あさとの飛行機で行く台湾・タイ・世界遺産と機内食の日記
ページの情報
記事タイトル 2001年02月 マチュピチュ・インカへの旅4/8
概要

翌日は1泊2日でこの時の旅のメインの観光に出かけました が その前に私に大変なことが起こりました 前の記事で標高のことをいくつも書いたと思います クスコで3400m・・・・・ そして3800mまで上がったと はい 翌日目を覚ましましたら 殴りつけられたような猛烈な頭痛と 何…… more も出ないのに押し上げてくる間断ない吐き気が襲い掛かりました いわゆる高山病です 前日 海に面した平野部リマ市から1時間半かけて3400mに上りました この急激な標高差 言い換えますと気圧差に 体の内圧が順応しきれなくなった結果起こる症状 腹圧が外気圧より高くて吐き気が起き 頭蓋内圧が外気圧より高くて脳や周辺機関が頭蓋骨に近づき 神経や血管を圧迫して激しい頭痛が起きる ひどくなれば呼吸器循環器系まで行くと死に至る ホテルは朝食付きだったのですが とても食べられる状態ではなく 部屋の中で冬眠中のヤマネのように丸まっていました しかしこの時 この旅のほとんどの行程を 個人手配旅行として申し込んでたのが幸いしたのです はい 現地旅行会社からお迎えが来たのです 部屋から出てこない私を フロントの人と協力して連れ出し 中庭でコカ茶を大量に飲まされ 「向こうに行くと直るから」とわけのわからないことを言われて 無理やり車に放り込まれました なので私はこの朝のことはあまり覚えていません 車で市内の駅まで連れて行かれ 切符とホテルバウチャーを渡され 列車に放り込まれたのです 駅がどこにあったかとか 列車がどんな風にいたのかなんてわかりませんし 写真も1枚も撮っていません クスコの旅行会社の人はこういう旅行者に慣れていたのでしょうね 「向こうに行くと直るから」 このわけのわからない励ましとも責任放棄ともとれる言葉の意味は 列車が動き出して1時間ほどで分かりました 列車はクスコをでてしばらくは上っていましたが すぐに下がり始めたのです 徐々に徐々に頭痛は取れて行き 吐き気も消えて行きました まるで魔法にかかったようでした 実は今日の目的地はまずは標高2000m 最終目標は2400m 3400mのクスコから1000m以上も下ってゆくのです そうなんです 急激な気圧減に耐えられなくなって症状が出ている体は それでも体内圧を下げようとはしているみたいで この標高が3000mを下回った時点で うまく調節出来た感じになったのです やっと写真のことを思い出しました このころはもう列車の行程の半分弱は来たところだと思います 高原に牛が飼われて 向こうの山肌にはインカ道という古代の道が続いていました 列車の中は 天井にもガラスが張ってある いわゆる観光特急ですね 先頭の左側がコックピット 右側はトイレです 列車で4時間弱ほど 着いた所は標高2000mのアグアスカリエンテスという村でした 標高差1400mを下りましたので 高山病の症状はすっかりなくなっていました 今はマチュピチュ村と呼んでるそうです 通常のパック観光客は 早朝クスコを列車で出てここに着き 観光後夕方の列車に乗ってクスコに戻るのですが 私はここで1泊することになっていました この日のアジトのホテルに荷物を預け 町はずれのバス乗り場からバスで標高差400mを登りました いろは坂がしっぽを巻いて逃げ出してしまいそうな道でした 地図の右上の川のある所がバス乗り場 左下のピンクのホテル・・とか書いてあるのが終点です ただこの道はいろは坂のようにきれいな道ではありませんので 振り落とされないように回りにつかまっていないとだめですので 私でさえ酔ってる暇なんてない感じでした バスで30分登りますと ホテルとそのエントランスの前のカフェが現れます 実はこの時 下のアグアスカリエンテスでは曇りだったのですが 400m上空では雲の中 雲の中ということは深い霧と霧雨が降っていたのです そこでカフェで霧雨がやむのを待ちました このカフェからは400m下のアグアスカリエンテスのはずれが見えます 下の川がウルバンバ川と言って アグアスカリエンテスを流れている川で 実はアマゾン川の源流の一つです 歩けるほどの霧雨になりましたので先に進みます このホテルがある場所がマチュピチュの遺跡入り口になっていまして 入場料などを払って入りました 私が訪れた後 こういう自由な観光はできなくなり 入場にも制限がかかり WEBでの予約制になったそうです リャマ小屋なんかがある道を少し上ります 途中道は2手に分かれます 右に行くのが通常のコースですが 左に行くと「あの光景」になるので左に行きました 段々畑の横の石積みの階段を上ります このころは私はまだ40歳ちょっとくらいの年齢ですので 足も悪くなってませんし ボーイスカウト時代に培ったトレッキングコンディションも かすかに残っていましたので このくらいは全く平気でした close

2001年02月 マチュピチュ・インカへの旅4/8
サイト名 あさとの飛行機で行く台湾・タイ・世界遺産と機内食の日記
タグ マチュピチュ
投稿日時 2021-04-12 15:26:03

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