2016年12月 三重/熊野古道「三瀬坂峠」「始神峠」「二木島・逢神坂峠」「波田須・大吹峠」「松本峠」の旅 その2<2日目・前編>の詳細

2016年12月 三重/熊野古道「三瀬坂峠」「始神峠」「二木島・逢神坂峠」「波田須・大吹峠」「松本峠」の旅 その2<2日目・前編>
島民の旅行記
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記事タイトル 2016年12月 三重/熊野古道「三瀬坂峠」「始神峠」「二木島・逢神坂峠」「波田須・大吹峠」「松本峠」の旅 その2<2日目・前編>
概要

2016年12月27日(火)~31(土)三重/熊野古道「三瀬坂峠」「始神峠」「二木島・逢神坂峠」「波田須・大吹峠」「松本峠」の旅~青春18きっぷで行く熊野古道と岐阜のラーメン店・大垣の名水訪問~1:東京→岐阜<人気ラーメン店>→大垣<平成の名水百選>→亀山(泊)2:亀山→三瀬谷~…… more <古道歩き>~大内山→熊野市(泊)3:熊野市→二木島~<2コース古道歩き+α>~熊野市(泊)4:熊野市→大泊~<古道歩き>~有井→三野瀬~<古道歩き>~相賀→亀山(泊)5:亀山→栃原~<古道歩き>~三瀬谷→東京<2日目>亀山8:23<JR>→多気9:35(乗換)9:43→三瀬谷10:14「熊野古道・三瀬坂峠コースの一部(三瀬谷駅~滝原宮)+滝原~梅ケ谷コース」※日没後、時間がなく梅ケ谷まで歩けず。大内山17:39<JR>→熊野市19:27(泊)2日目-①~亀山から三瀬谷(みせだに)へ~朝6時に起床。6時半から朝食タイムだったので、しっかり食べて部屋に戻りましたが今日は14時頃の最高気温8℃と真冬らしい寒さです。今日はいきなりですが、熊野古道・伊勢路の前半部分をガッツリ歩こうと思います。最初は栃原駅から滝原駅までのロングコース(三瀬坂峠コース)の約21kmのうち、後半部分の約8kmを歩きます。(画像の青点線)ちょっと見づらいですが、最初は三瀬谷駅から熊野古道への迂回路を歩き、三瀬坂峠を越えて滝原駅付近まで。そのあとは次のコース滝原駅付近から梅ケ谷駅までを歩きます。国道と旧道をミックスして歩きますが、峠越えがなくこちらも約18kmあるロングコースです。午前10時過ぎから夕方5時頃(日没)までの間、約7時間ですが8km+18km=26kmも歩けるのか??不安はありましたが、とりあえずチャレンジしてみました。7時45分にホテルを出発。朝食を食べていた7時前にビックリしたのは、外が真っ暗で雪が勢いよく降っていた事。朝食後にピタッと止み、うっすらと雪が残る程度で安心しました。亀山駅へ向かう途中で車を撮影。朝食時はかなり雪が降っていて驚きましたが、この積雪量を見て頂ければ・・。8時過ぎに亀山駅に到着。駅舎の屋根にも薄っすらと雪が積もっていましたが、列車が動かないとかトラブルが発生せずに済んでホッとしました。ひとまず雪の影響は問題ないようで安心しました。最初は距離的に70km、車だと一般道でも約2時間、高速を使えば約1時間。ローカル線なので鉄道でも2時間弱かかりますが、熊野古道前半部分の主要駅の三瀬谷(みせだに)へ向かいます。(AM9:35)この駅には何度も訪れていますが、今日も乗換です。普通列車では多気(たき)駅が熊野古道の入口のようなものです。多気駅から30分ほどすると、ローカル沿線でも店や住宅が車窓から見える主要駅が近づいてきます。10時14分に三瀬谷駅に到着。亀山から2時間ほどかかりましたが、その間に晴れ間も出てきました。2日目-②~熊野古道・三瀬谷駅から多岐原神社へ(前編)~三瀬谷駅は特急列車も止まる駅ですが、なぜか無人駅できっぷ販売機も無いという普通なら考えられない駅です。・・・特急に乗る場合はどうするのだろう?車内で清算するのか?(謎)三瀬谷駅から熊野古道のルートへ向かいますが、駅の出入り口が北側に1か所しかないので、踏切を渡って南側へ向かいます。少し歩くと駅の南側の国道沿いには、道の駅「奥伊勢おおだい」やスーパーマーケットなどがあります。駅前には商業施設は見当たりませんでしたが、地方は国道沿いの方が栄えています。ここに周辺マップがあったので確認します。当時の熊野古道は付近を流れる宮川を渡し船で越えましたが、現在はないので、このあたりを迂回する形のルートになります。そういうわけで迂回ルートを歩いて、三瀬坂峠を目指します。迂回ルートなので別にどちらでも良かったのですが、現在の国道脇に旧道があったのでこちらで向かいます。過去に下流の伊勢市でも見た「宮川」を渡ります。このあたりは上流付近になり、迫力のある景色です。振り返ると、過去の訪問の度に列車内から撮影した「三瀬谷ダム」も上流方向に見えます。このダムは発電所も兼ねている事を初めて知りました。河原では護岸工事をしているのか・・・?作業員の方が何名かいましたが、川の色の美しさを見ると工事なんてしないで欲しいと思うばかりです。しかしながら、この美しい風景も年間降水量の多い東紀州地区では夏場は暴れ川になり、危険な状態になるのでしょう。そこに住む人の生活も考えると、工事もやむを得ないのかもしれません。2日目-③~熊野古道・三瀬谷駅から多岐原神社へ(後編)~旧道を歩いてきましたが、結局国道とぶつかりました。迂回ルートはここで左へ進んでいきます。迂回ルートですが、現代の(歩いて行ける)熊野古道のようで道しるべもありました。少し歩くと最初のチェックポイント多岐原(たきはら)神社への道しるべや熊野古道ルートで見かける立派な案内看板もありました。しばらく歩くと再び道しるべが。先ほどの分岐点からでも1kmほどと、結構歩かされます。さらに女鬼峠コースやツヅラト峠コースの峠前後の道のように舗装された田舎道を歩くので、歩きやすいのですが感動はありません。そして突如現れた、高速道路(紀勢自動車道)。これが現在における熊野古道の最終形態になります。(人は歩けませんが・・・(笑))(AM11:10)三瀬谷駅から約小1時間歩き、最初のチェックポイント多岐原神社入口に到着。現在の古道歩きのルート的には道を外れるようですが、元々の熊野古道は対岸から渡し船に乗り、この多岐原神社に着いたようなので向かいます。このあたりは当時の石垣を再現したような道になっていました。坂道を下っていくと、多岐原神社に到着です。2日目-④~熊野古道・多岐原神社参拝と三瀬の渡し~神社の前には倭姫(やまとひめ)伝説という漫画がありました。(笑)普通の案内看板より、こうした方が読む人も多いのでしょうが、何だかな~という感じです。ここも伊勢神宮同様、遷宮をするようで現在建っている社の隣に同じ大きさのスペースがあります。神社から先へは道が続き、渡し船で渡った河原に出るようです。宮川の河原に出ました。どこかに過去の痕跡がないかキョロキョロすると・・・、少し上流側に河原へ下りる坂道が見えます。ズームしてみると、対岸に小さな船が川に浮かんでいますが、現在のところ、事前予約制で当時の渡しを再現している模様です。船には乗りませんが、最終日に対岸からこちら側を眺める予定です。(笑)下流側には小さな滝も見えます。降水量の少ない冬場ですが、結構な水量がありました。太古の昔からこの光景は変わらないと思うと、倭姫もこの滝を眺めたのでしょうか?2日目-⑤~熊野古道・多岐原神社から三瀬坂峠へ~(AM11:30)20分ほど寄り道した感じですが、実際の熊野古道は宮川の河原から多岐原神社を経て三瀬坂峠へ向かったのでこれが正式なルートです。三瀬坂峠はそれほど厳しい峠ではありませんが、地元の団体がキレイに手入れした杖を用意してくれています。(杖は峠越え後、反対側の登り口で返却します。)熊野古道の世界遺産登録や観光化に関しては地域によって賛否両論ありますが、このあたりは歓迎ムードのようです。少し坂道を上り、高台にあがったので振り返ると里山を貫く、高速道路・・・。かつての峠もあっという間に通過してしまい、峠の存在すら気づかず目的地に着いてしまいます。そんな流れに逆らうように、島民は歩いて峠を目指します。久しぶりに中山道の宿場町、奈良井宿で購入したフクロウの鈴を装備して。久しぶりに歩きますが、峠への上り道はそれほどキツくなく・・・、(PM12:00)あっさりと、三瀬坂峠に到着。峠には石垣で囲われたお地蔵さまと・・・、地元の方が作った休憩用のベンチ?!・・・これだけでした。2日目-⑥~熊野古道・三瀬坂峠から滝原宮へ~特に見どころや眺望できる場所もないので、峠を下ります。特に何てことの無い下り道でしたが・・・、途中から石がゴロゴロ点在する道になります。しかも細かく砕かれたような石が・・・。熊野古道の整備のために細かい石を蒔いたのか?、それとも過去の石畳が歩きづらいために砕いた跡なのか・・・?。そんな事を考えながら下っていくと、崩落個所もあり・・・、少し下った先にも同じような看板がありました。やはりこの地域は雨が多いので、当時としては石畳が最も有効な舗装道路だったのでしょう。大きな溜め池を通り過ぎると・・・、(PM12:30)反対側(滝原宮)の登り口に到着です。この先は道しるべに従い、国道沿いの脇道を歩くと・・・、何となく神聖な感じのする空間の場所になります。道は舗装されていますが、どこまでも続きそうな真っすぐな道を歩くと・・・、(PM12:50)皇大神宮別宮「滝原宮」に到着。いわゆる伊勢神宮の内宮系列の格式高い神社ですが、間もなく正月の初詣の準備の為か入口付近にはブルーシート等が点在し、ちょっと雰囲気的にはトーンダウンです。(笑)→2日目・後編へ続く。 close

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サイト名 島民の旅行記
タグ 熊野古道
投稿日時 2017-02-27 14:13:04

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