奈良県の県立高校の受験がこの程行われた。（平成30年3月12日・合格発表3月16日）全受験生6000有余人に対して受け入れ数は略6000人であり、既に高校内申書により振り分けられているので不合格となる人数は少ない。その他の高校受験生は既に私立高校に合格が決まっていたりするのだろう…… more 。私立高校進学者の人数も数千人いるだろうから奈良県の16歳人口は一万人を少し超える位になるのだろう。聞くところによると県内公立進学校のトップ校は勿論奈良高校・郡山高校・畝傍高校であるが、近年、奈良高校が他の2校を引き離して来ているように思った。（有名大学進学数をサンデー毎日で見ると分かる）その理由は恐らく、県内の高校教諭の内優れた教師を奈良高校に集めているのだと思われる。あからさまには言えないが、教える教師の力量と云うかレベルが高校生の学力を延ばすことは確かだろう。例え素晴らしい宝石の原石（両親の優れたＤＮＡを持っている場合）であっても磨き方が上手でなければ屑石のまま光る事は無い。----- ゆとり教育であるとか、運動会で順位は付けないとか云っていた時代が有ったが、近年はそんな事では中国や韓国や台湾に負けることが目に見えてきたので文科省も焦（あせ）っているのだろう。一度レベルを下げてしまった教育の現場を元の高いレベルに戻すのは並大抵の事ではないだろう。でもしかし、近年徐々に昔の県立トップ校のレベルを取り戻しつつあるようだ。そうでなければ格差社会で経済的に不利な家庭に生まれた子供達は、高いレベルの教育を受けるチャンスが得られない事になってしまう。県立トップの進学校を復活させる事は、全国何れの都道府県でも大切なことなのだろうと思った。東大寺学園や西大和学園に経済的な理由で行けなくても、奈良高校に行けるのなら遜色ない将来へのコースが選択できそうではないか。----- 小中学校の部活を少し少なくしようと云う動きがあるようだが、出来ない子供を集めて校長先生などが文武両道と云うのは無理ではないだろうか。ドイツでは学校ではお勉強だけだと云う。日本も世界に伍して行くのなら少し後戻りにはなるがドイツ方式の方が良いのではないかとも思った。 close

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街（その５６７）