2014年8月16日は、セビージャからグラナダ (Granada) へバス (ALSA) で移動した後、スペインの世界遺産「グラナダのアルハンブラ宮殿、ヘネラリーフェ離宮、アルバイシン地区」(Alhambra, Generalife and Albayzin, Granada)…… more の構成資産にもなっている「アルハンブラ宮殿」(Palacio de la Alhambra) を訪問してきました。なお、せっかくですので、昼間と夜間の2回訪問してきました。以下、アルハンブラ宮殿をご紹介いたします。スポンサーリンク グラナダのアルハンブラ宮殿、ヘネラリーフェ離宮、アルバイシン地区 (Alhambra, Generalife and Albayzin, Granada) とは？　スペインのアンダルシア地方のグラナダにある「アルハンブラ宮殿、ヘネラリーフェ離宮、アルバイシン地区」(Alhambra, Generalife and Albayzin, Granada) は、イスラム勢力によるイベリア半島支配期に築かれたイスラム文化の面影を残す遺構です。　この地では、1238年、イスラム勢力支配者であったナスル族のムハンマド1世が住民に招かれ、グラナダ王国が興ったものの、レコンキスタ (スペイン語で「再征服」の意味で、8世紀から15世紀にかけてイスラムに支配されたイベリア半島を奪回する戦争のことで、「国土回復運動」とも呼ばれています) によるキリスト教徒からの攻撃を受けて、1492年にグラナダ王国は滅亡しました。　アルハンブラ宮殿 (Palacio de la Alhambra) は、1238年にムハンマド1世によって着工されました。宮殿が立つ丘の土や宮殿で最古の建物であるアルカサバ城塞の壁が赤く見えたことから、アルハムラー (赤いもの) と呼ばれたそうです。創建以来、増改築が繰り返され、広大な敷地面積を有しています。宮殿の中心には、王のプライベートな空間として建設された「ライオン宮」と、王が公務を行う「コマーレス宮殿」があります。　宮殿の東部にあるヘネラリフェ宮殿 (Generalife) は、王族の避暑地として14世紀ごろに造営されました。ネバダ山脈の雪解け水をふんだんに利用して造られた庭園「アセキアの中庭」が特徴で、土地の高低差を利用して水路 (アセキア) の両側に並んだ噴水から水をアーチ状に噴出させています。　アルハンブラ宮殿からダーロ川を挟んだ対岸の丘にアルバイシン地区があります。キリスト教徒にバエサを追われたアラブ人がこの地に定住したことが、アルバイシンという名前の由来になっているそうです。グラナダで最も古い居住区で、イスラム教徒の都市らしく迷路のような細道が続き、その両側には、白壁の民家やモスクが密集しています。　【参考文献】　世界遺産検定事務局『すべてがわかる世界遺産大事典＜下＞』（世界遺産アカデミー、2012年）スポンサーリンク アルハンブラ宮殿 (Palacio de la Alhambra) の場所 スポンサーリンク ナスル朝宮殿 (Palacios Nazaries)　ナスル朝宮殿 (Palacios Nazaries) は、王が政治を司り、また居住空間でもあった、アルハンブラ宮殿の心臓部です。 メスアール宮 (Mexuar)　小さな扉を入ると「メスアールの間」(Sala del Mexuar) があります。 コマレス宮 (Comares)　王が公務を行う「コマーレス宮殿」(Comares)です。 ライオン宮 (Leones)　王のプライベートな空間として建設された「ライオン宮」(Leones) です。上の写真は、12頭のライオンの噴水がある「ライオンの中庭」です。このほか、ライオン宮には、「アベンセラッヘスの間」「諸王の間」「二姉妹の間」リンダラハのバルコニー」などを楽しむことができますが、残念ながら、内部は「No Photo」ということで、写真はありません。スポンサーリンク パルタル庭園 (Jardines de Partal)　かつては宮殿であった「貴婦人の塔」です。スポンサーリンク ヘネラリフェ (Generalife)　宮殿の東部にあるヘネラリフェ宮殿 (Generalife) は、王族の避暑地として14世紀ごろに造営されました。ネバダ山脈の雪解け水をふんだんに利用して造られた庭園「アセキアの中庭」が特徴で、土地の高低差を利用して水路 (アセキア) の両側に並んだ噴水から水をアーチ状に噴出させています。スポンサーリンク アルカサバ (Alcazaba)　アルハンブラ宮殿の城内は、ナスル朝宮殿を中心とする住宅街と軍事要塞アルカサバに二分されていました。アルカサバは、アルハンブラでもっとも古い部分で、ローマ時代の砦の跡にモーロ人が築いたもので、キリスト教国の攻撃から都を守るため、アラブ世界の軍事技術が結集された要塞となりました。スポンサーリンク カルロス5世宮殿 (Palacio de Carlos V)　カトリック両王の孫カルロス5世が、1526年の新婚旅行でアルハンブラ宮殿に宿泊したときに建設を決めた宮殿です。現在、1階はアルハンブラ博物館、2階は美術館となっています。スポンサーリンク アルハンブラ宮殿 (Palacio de la Alhambra) 夜間入場　以上は、再度、夜間に訪問した、ナスル朝宮殿 (Palacios Nazaries) 内のコマレス宮殿 (Comares) です。Best wishes to you !! close

【イスラム芸術の最高傑作の世界遺産】グラナダのアルハンブラ宮殿、ヘネラリーフェ離宮、アルバイシン地区 (Alhambra, Generalife and Albayzin, Granada)