あっさらーむあらいくむ！ 今回はレバノンの世界遺産バールベックに日帰りで行って来ました！   世界遺産バールベックとは 世界遺産バールベック(Baalbek)は、ローマ帝国によって1～3世紀頃にかけて建設されたと言われている、ローマ神殿の遺跡です。ジュピター、ビーナス、…… more バッカスを祀った神殿がそれぞれ建設されています。 神殿は、キリスト教が国教になった際に破壊されたり、教会に変わったりしたと言われていて、現在は瓦礫がゴロゴロ転がっている状態ですが、それでもなお世界有数のローマ神殿跡とされています。 位置的にはレバノンの東の方。ベイルートから90kmほどの道のりです。 割と近い所にダマスカスって見えますけど、あんまり気にしちゃダメです。 朝は昨日と同じ店で。今日はオムレツ・サンドイッチ。3,000ポンド(≒216円)。 これサンドイッチじゃないｗピタパンで巻かれてるやつｗ 昨日や一昨日食べたのは確かにサンドイッチだったし、メニューの同じ欄に並んでいるんですけど、店主の気分によって変わるんですかね。 オムレツにはホウレン草？葉物野菜が混ざっていて、オムレツの他にピクルスやキュウリが入っていました。   近くの売店でおやつも購入。1つ250ポンド(≒18円)。 このお菓子レベル高っΣ(‘ω’) このくらいの値段帯のお菓子はアフリカでも東南アジアでもよく見かけましたが、たいていスッカスカだったり、パッサパサだったり、ザラッザラだったりと、要するにあんまりおいしくないんですよ。 今日買ったこのお菓子は、まるでちゃんとしたパティスリーで作られたお菓子みたい。このクオリティの高さでこの値段はすごい。同じシリーズでいろんなお菓子があったので、全部試したい。   朝飯を食べ終わると8時15分。さてバールベックに向けて出発です。 まずこの辺りで、ここから南にあるコーラ(cola)ステーションと言う長距離ミニバス乗り場行きのセルビス(乗合タクシー)を捕まえました。 コーラまで2,000ポンド(≒144円)。結局客がボク1人でほぼタクシー状態だったので、もしかしたらタクシー料金だったのかもしれないです。   コーラのバスステーションはここ。道端みたいな所に、ハイエースがいっぱい並んでいるのですぐ分かると思います。 ダウンタウンからたいして距離は無いんですが、渋滞がひどくて30分近くかかりました。 「バールベックに行きたい！」と言うと、すぐに車は見つかりました。 しかし、車に乗り込むとボクはまだ3人目の客でした。こういう乗合いミニバス系って、たいてい客がいっぱいになるまで出発しないんですよね。   案の定、車は全然出発する気配が無く、乗車してから1時間経過した9時50分の時点でもまだ6人しかいなくて、「いつ出発するんだろう」とマラウィぶりくらいに暗澹たる気持ちになりました。レバノンはもっと発展してると思ってたけど、やっぱりこんな感じなんですね(ヽ´ω`) と、げんなりしていたら、10時になった途端ドライバーがおもむろにやって来てエンジンをかけ、それと同時に客がどかどかやって来て、微妙に満席じゃないけど10時5分に出発しました。やったね！もしかして一応出発時間が決まってるのかな。 コーラからバールベックは10,000ポンド(≒720円)でした。   2時間程走って、11時55分。なぜかバールベックの2.5kmほど手前におろされました。 どうやら、微妙にバールベック行きじゃなかったようです。車はこのまま違う方向に行くから、この分かれ道からバールベックに行けって事らしい。お前さっき「バールベック！」って言ってたやんけぇぇぇヾ(｀Д´)ﾉ などとグズっても仕方ないので、降りてバールベックの方向に歩いて行きます。 ベイルートよりかなり空気が冷たいです。標高は1,200メートル。たしか天気予報では最高気温が5℃とかでした。 もう目の前が雪山なんですよね。寒いわけです。   30分ほど歩いてバールベックに到着。レバノンイチオシの世界遺産の割にエントランスがえらく分かりづらかったですが、人に尋ねながら到着しました。ビーナス神殿の北東側の道路沿いに、小さなエントランスがあります。   入場料は15,000ポンド(≒1,081円)。   ちゃんと神殿の構造上の入り口(Propylaea)から入るようになっています。   前庭。 前庭だけで、けっこうな広さです。 建物の大半が瓦礫になっていて、当然これらの瓦礫にもけっこうな価値があると思うんですが、柵も注意書きも何も無くて、なんなら触り放題です。良いのかコレｗ   次が中庭。 中庭は更に広くて、更に瓦礫だらけです。 中庭もほとんど壊れてしまっていますが、残っている部分だけでもかなり見ごたえがあります。   転がっている柱なんか、直径2メートルくらいあります。   柱などの彫刻が、いちいち凝っているし細かい。 瓦礫の彫刻を眺めているだけでも全然飽きません。 中庭のど真ん中にある四角い建物は、祭壇として使われていた物らしいです。   この祭壇、登れちゃいます。 階段がところどころ崩れてるし、柵なんか無いので足元注意。 祭壇から見た中庭。   中庭から階段を登るとジュピター神殿・・・のはずですが、ここはほとんど壊れていて柱くらいしか残っていません。   その柱すらも倒壊しかけているようで、改修工事中です。 元々は3つの神殿の中で一番大きかったはずなので、原型が残ってないのが残念です。 しかし、たまに隠しバルコニーみたいなのがあるので、歩き回るのが楽しいです。 MMORPGでダンジョン探索してる気分(*´ω｀)   これが、一番綺麗に残っているバッカス神殿。   バッカス神殿は柱や梁の彫刻がひときわ美しい。   上を見上げると、 あんなに高い所にまで彫刻！ やっぱり建物として残っていると迫力が違います。   一番状態が良いバッカス神殿でも、柱が倒れかかったりしています。   この柱危なくないのかなーと思ったら、ちゃんと根元はコンクリで固められていましたｗ ピサの斜塔みたいに、斜めの状態で残す事にしたんだろな～。 周りの柱はボロボロ落ちてて、地面に刺さっていたりします。   のんびり回っていたら、ここらで14時になっていました。入場してから1時間半。これから飯を食べて帰る事を考えると、もうあんまり時間がありません。往きは4時間15分かかってますから。 バッカス神殿の一部と、出口周辺に博物館がありましたが、この辺は駆け足。 道の反対側にあるビーナス神殿は、遠くから撮影して終了(；^ω^) バールベック、全部まわるのに2時間～2時間半くらいは欲しかったです。移動に時間取られ過ぎました。もっと朝早く出たら良かったなー。   店を選んでる時間も無いので、適当なカフェに入りました。 レバノン3日目、今日こそは皿に乗った料理を食べたいですね。 Tawok(タウォック)。10,000ポンド(≒720円)。 鶏肉炒めみたいな？もっと中東料理っぽいのを食べたかったかなー。特徴が無いのでコメントしづらいけど普通に美味しかったですｗ あれもバールベックの一部っぽい。   バールベック、今回見た遺跡以外にも周辺にパラパラ遺跡があるみたいなので、本当はもう少し見て回りたかったですねー。町ももう少し散策したかったし。 遺跡好きや散策好きな人には、バールベック日帰りはちょっと忙しいかもしれません。 ベイルートに帰る乗合いミニバスは、バールベックの真ん前から出ていました。場所はこのあたり。 これまた、乗車すると客が2人しかいなくて、「満車まで待つのか・・・」と本日二度目のげんなり顔になりましたが、15時ちょうどに客が5,6人一気に乗って来て、満車じゃないのに出発しました。やっぱりレバノンのミニバスは、満車にならなくても定刻に出発するようになってるんですかね？料金は往きと同じ10,000ポンド(≒720円)でした。   途中の峠は雪がごっそり積もっていました。 でも道路はちゃんと除雪されてるので、除雪車は走ってるんでしょうねきっと。   2時間走って、17時にベイルートに着きました。ドライバーに「ダウンタウンに行きたい」と言っておくと、コーラまでは行かずにダウンタウン行きのミニバス乗り場でおろしてもらえました。場所はこの辺。 ミニバスだと、ダウンタウンまで1,000ポンド(≒72円)でした。 メインの道路は激混みでしたが、ミニバスは意外と裏道を通って、割と早く宿に着きました。宿に着いたのは17時半ごろ。帰りは待ち時間が少なかったので2時間半で着きました。   明日はいったんベイルートを離れて、北部のブシャリと言う町に行く予定ですが、山の中なので冬季は雪で通れない場合があるようです。行ってみないとわからないので、とりあえず行ってみます。では今回はこれにて(=’ω’)ﾉ こちらの関連記事もいかがですか？【レバノン】「中東のパリ」ベイルート街歩き＆鳩の岩を見に行く(2019年1月14日)エジプトのカイロからレバノンのベイルートに移動！(2019年1月13日)世界遺産ポルト旧市街地をゴリゴリ観光した！(2018年1月12日)【ザンビア】世界遺産ビクトリアフォールズで虹を撮るのだ！(2018年9月9日)セヴァン湖に佇む教会セヴァナバンクに行ってきた(2017年11月14日)【エジプト】ド定番！ギザの三大ピラミッドを見て来た！(2018年12月30日) close

【レバノン】ベイルートから日帰りで世界遺産バールベックへ！(2019年1月15日)NEW！！